晴野まゆみさんをご存知ですか?
日本初のセクハラ裁判という、歴史を変える訴訟を起こした原告の方です。
今回は、日本初のセクハラ裁判がどのようなものだったのかをまとめていきます!
目次
日本初のセクハラ裁判とは?
別名「福岡セクシュアル・ハラスメント裁判」。
1992年に福岡地裁で開かれた、日本で初めてのセクハラを争点にした裁判です。
晴野まゆみさん(当時34歳)が、勤めていた出版社でのセクハラを訴えて、全面勝訴しました。
この裁判をきっかけに「セクシュアル・ハラスメント」という言葉が、流行語大賞で金賞を受賞。
セクハラに対する認識が深まるきっかけとなりました。
晴野まゆみとは?
プロフィール
・氏名:晴野 まゆみ(はるの まゆみ)
・生年月:1957年8月
・年齢:67歳(2024年8月時点)
・出身地:東京都
・学歴(高校):福岡雙葉高等学校
・学歴(大学):西南学院大学文学部外国語学科英語専攻
・職業:フリーライター
・書籍:さらば、原告A子 福岡セクシュアル・ハラスメント裁判手記
時系列まとめ
それでは、日本初のセクハラ裁判(福岡セクハラ裁判)について時系列でまとめていきます。
入社~退職
- 1985年12月:大学を卒業した晴野さんは、イベント会社等を経て福岡市内の出版社へ入社。
- 1988年5月:出版社を退職(実質的には解雇)。フリーライターとして独立。
民事調停~提訴
- 1988年11月:簡易裁判所へ民事調停を申し出るも、調停委員の理解を得られず失敗。
- 1989年8月:元上司と会社を相手取った民事訴訟を福岡地裁に提起。
訴訟~判決
- 1989年11月:第1回口頭弁論で匿名裁判が認められ『A子』として裁判が進む。
- 1992年4月:元上司の不法行為と会社の使用者責任を認め、慰謝料165万円が命じられる。
まとめ
今回は、日本初のセクハラ裁判がどのようなものだったのかをまとめました。
いまのように、セクハラいう言葉が浸透し女性の社会進出が当たり前ではない時代のことでした。
改めて、現在に大きな影響を及ぼした歴史的な裁判であったことが分かりました!
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