パリ五輪で3つ目の金メダルを獲得した、フランス柔道界の英雄 テディ・リネール選手。
ネットでは『リネール』とともに、『卑怯』というキーワードが表示されます。
『パリオリンピック』の次に『卑怯』が表示されるって、いったい何をしたんだ…
今回は、リネール選手が卑怯と言われる理由をまとめいきます。
リネールが卑怯と言われる理由!
いまリネール選手が卑怯だと言われているのは、パリ五輪 男子100キロ超級の準々決勝が理由です。
- リネール選手の技が決まり、一本勝ちの判定
- 判定後もリネール選手の手は、相手選手の首元にあり続ける
- 相手選手は寝ながら、両足でリネール選手を持ち上げて倒す
- 相手選手は倒れたリネール選手をまたいで見下ろし、言葉を浴びせる
- 立ち去る相手選手の足を、リネール選手が掴んで転ばせようとする
- 気付いた相手選手はリネール選手の手を振りほどき、リネール選手を蹴る
- 倒れたリネール選手と見下ろす相手選手とで言い合いをする
カメラの角度で見えにくいところもありますが、ざっくりこんなところでしょうか。
結果として、この試合はリネール選手の勝利。
一本勝ちの判定は、試合後に”相手選手の反則負け”となっています。
相手はジョージア代表ツシシビリ選手で、この試合により敗者復活戦の出場停止処分が下されました。
この試合でリネール選手が卑怯とされているのは、どういうこと?
相手選手の喉を押し続けた!?
ひとつ言われているのは、リネール選手が倒した後、ツシシビリ選手の喉を押しているという点です。
流れの中なのでなんとも言えませんが、倒れているツシシビリ選手の表情は苦しそうに見えます。
決着したのに、相手が苦しいと感じることをするのは、スポーツマンシップに反するね。
勝利後に舌出しで挑発!?
また、倒した後のリネール選手の挑発的な表情を批判する声も上がっています。
倒した相手を見下しながら、舌を出して挑発しているようにも見えますね。
ただ一瞬を切り取っただけで、喜びが弾けたとも言えなくはない(?)。
倒された相手選手から見れば、この上なく腹立たしい表情なのは間違いない。
立ち去る相手の足を掴んで転倒させる!?
最後、リネール選手は立ち去るツシシビリ選手の足を掴んで転ばせようとしていました。
掴んだ手は振りほどかれ、ツシシビリ選手が転ぶことはありませんでしたが、ツシシビリ選手の怒りは増長し、リネール選手に詰め寄っていきます。
詰め寄られたリネール選手はあっけなく大の字に倒れました。
筆者はこのあたりから、リネール選手の『卑怯さ』と同時に『したたかさ』を感じました。
勝つために『相手をイライラさせて力を発揮させない』ことを、迷わず実行できる人なのだと。
なんとなく、サッカーW杯ドイツ大会(2006年)のジダンの頭突きを思い出した。
リネールにおとがめなしの不可解
この試合で負けたツシシビリ選手は、敗者復活戦の出場停止処分が下されました。
それだけでなく、後日出場予定であった団体戦も出場停止処分となりました。
一方、結果的にリネール選手は個人戦と団体戦で2つの金メダルを獲得をすることになります。
結果はさておき、リネール選手に何も処分が下らなかったことには非難が出ています。
パリ五輪は不可解なことが多すぎるのは気のせい…?
まとめ
今回は、リネール選手が卑怯と言われる理由をまとめました。
この試合に限らず、昔からリネール選手の戦法を卑怯と言う人はかなり多いようでした。
強い者には一定数のアンチが必ず存在するので、致し方ない気もしますが。
次回、2028年のロサンゼルス五輪では、ぜひ日本代表が実力で勝利することを期待したいですね!
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